山村若佐紀先生の上方舞教室2回目!
「わがもの」という地唄を5回のレッスンで舞えるようにするという講座です。
「わがもの」
わがものと思えばかろき笠の雪
恋の重荷を肩にかけ
いもがり行けば冬の夜の
川風寒く千鳥鳴く
待つ身につらき置き炬燵
じつにやるせがないわいなあ
何しろ5回で舞えるように(!)という講座ですから、大変ですよ!
まずは3歩進む、3歩下がる、右回り、左回り・・足の運びから練習です。
上方舞は座敷舞といって、お食事やお酒の席で埃を立てずに
畳半畳で舞う、と言われるそう。
何しろ日頃バタバタバタバタ走り回って、埃撒き散らしている私にとっては
これはいいお勉強です^^
今日は「千鳥鳴く」まで振り写しをして頂きました。
1列10人ほどが横に並んで、前にいらっしゃる若佐紀先生のなさるようにマネをする。
マネをする・・してるつもり・・なんだけど、なんか違ーう!
かじかんだ指先口元でをふ~っと温める振りがあるのですが、若佐紀先生のなんと可憐で
おかわいらしいこと♪
こんな風にかわいくしたことないもの~~わからない~!(汗)
体どっちに向いてる? 首は? 腰は? 目線は?
マネしてるつもりだけど、きっとブサイク~~ヘンだと思う~~(爆)
姫ちゃんにきっと「キッモ~~!」って言われると思う~~!!
その列が7~8列あったのでは?
その1列ごとに、若佐紀先生が2~3回ずつ繰り返し繰り返しやって下さる。
終わった私たちも後ろでやるから、何十回やったかしら?
若佐紀先生、本当にお元気~~!
私なんてあの膝をちょっと折った姿勢が腰にきて・・^^;
やっぱり鍛え方が違いますな!
今日の若佐紀先生の深イイお言葉は、
「落ち着いてせなあきません」
「お願いします」と畳に手をついてご挨拶から始まるのですが、きちっと手をついて
頭を下げ、きちっとその手をお膝に戻す。頭もまっすぐにする。
このご挨拶の練習から子供教室も始めていると。
「普段きっと皆さんバタバタしてはりますやろ。子供さんもきっとおんなじですやろ。
そやけど、やっぱり何でも落ち着いて取り組まな、お勉強も何もできませんね。
こうしてきっちりご挨拶のお稽古するだけで、子供さんも変わってきはって、
そのうちお母さんがそれ見て変わってきはってね。やっぱりそういうこと、お勉強より
大切ですな。」
う~~ん。本当に前回も感動しましたが、若佐紀先生のお言葉、お話の物腰の柔らかさ・・
とっても素敵♪
きっと、ひとつのことにずっとまっすぐに取り組んで来られたからこその、
ホンモノの内面からの輝き・・。
まだまだ先の目標ですが、こういう風に年齢を重ねていけたらいいなあ~!
着物は、全く着崩れずに、それどころか、今までなら上半身に入れたバスタオルのせいで
汗だくだく状態だったのですが、とっても涼しくゆったりと、快適に着ていられました♪
森田流着付け、まださわりの部分しか習っていませんが、これから教わって
さらに着心地よく、見た目も美しく着てみたいものです♪
森田流着付けと、着物のお話はまた改めて・・。
9月9日重陽の節句に因んで、菊の柄に博多帯。
この前、祇園のスタバで見かけた舞妓ちゃんがこんな感じで合わせていたので
かなりトウのたった舞妓ちゃんで、許されるのか分かりませんが・・^^;