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ミモザのハッピーコーディネート

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着物って素敵♪ 森田空美流着付けレッスン

まだひとりで着物が着られない頃から、雑誌でお見かけして、
「いつかこの方に習いに行こう!」とお教室の電話番号をメモっていたのが
森田空美(あけみ)先生

森田先生は、従来の花鳥風月の華々しい着物だけではなく、ふだん、都会の風景にも
違和感なく溶け込むようなスーツのような知的ですっきりした着こなしやコーディネートを
雑誌「和楽」を中心に提案しておられます。

その後、着付けを習い、ひとりで着られるようになり、着物でのお出かけも
楽しんでいましたが、ブログを通じて、また素敵な出会いが♪

それが冨永先生
冨永先生は、東京の森田先生のところで、着付けやコーディネートの技術を習得され、
宝塚と京都でのお教室と、出張レッスンや着付けもして下さいます。

先生の、さりげないけれど季節感に溢れたお召し物と着物姿を拝見するのも目の保養~♪
それに、とってもお優しいお人柄にも憧れます♪

せっかくだから下着の着け方から森田流で!と張り切ってはいるものの、一旦覚えて
手と体に染み付いた今までのやり方を変えるのはなかなか大変!
このDVDを見ながら復習復習~!

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森田流の着付けで目からうろこだったのは、余計な道具や紐を使わないということ。
今までの着付けだと私は痩せていて貧相だから、腰周りにバスタオル、胸元にも
分厚いタオル・・と、もこもこに入れてましたが(笑)、初めてのレッスンの時に、
着ていった着物を脱いで見せると、
「よくこんなにたくさん入れていたわねえ!暑かったでしょ!(笑)」と
軽くゴミ袋に1つくらいの余計なものが!(笑)

そうですよね・・・
ひと昔前なら毎朝起きて着物を着て、雑巾掛けや洗濯していたんですから・・。
本来、着物ってもっと日常のもので、特別なものではなかったんですよね。。

最低限の補正(腰周りとお尻の上)のみで着付けてもらったら、却ってすっきり!
ナントカベルトとかも使いません!
紐のみ! シンプル!


着物って本当によく出来ていますよね~。
1枚の長~い反物でできているから、洗い張りとかするのに着物をほどいて部品を
縫い合わせると、本当にまた1枚の反物に戻る。
そしてまた縫い合わせて着物に。
畳めばすべて同じ形の完全な平面になり、体にあてると立体になる。
帯も、あの長いのをどうやってあんな形に落ちてこないようにくくりつけるんだろう?って
自分でやりながらもそのシステムに感心します。
これを考えた日本人ってすごいな~!

それに、着物ってどれもおんなじ形。
若い人も年取った人も、痩せた人も太った人も。
季節による決まりごとやタブーもいろいろあります。
だけど、色柄や素材、帯との合わせ方、小物の合わせ方、着付け方により、
無数のコーディネートが楽しめて、どれひとつとっても同じモノがないという
オリジナル感がたまらない!

着物を着ることで、自分でテーマや物語を作ることができるというところも、
テーブルコーディネートやお茶(茶道)と共通するところがあり、心魅かれる理由かも
しれません。

そう思うと・・
個性が潰されるのがイヤだと言って制服を着ない子がいたり、「枠にはめられたくない」
「これがこの子の個性です」と決まりを守らせずに勝手きままに育てることが、
果たしてどうなのかな?と。。


だって着物を見て!
こんなに型にはまっているけど、こんなに自由!
これこそが上級テクの個性的!ですよね。
そして恐らく、人としてのあり方も、こういうスタイルが日本人の古来の
良さだったのでは・・。


知れば知るほど奥が深い着物。
これからは素材の織りや染め、産地についてや、柄なんかも勉強したいと思っています。
先生、これからもいろいろと教えて下さいませ♪
by mimosahappy | 2010-10-23 10:12 | 和(三味線・着物・・)