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宇治探訪~秋の遠足第二弾

     わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ
             よをうじやまと ひとはいふなり   喜撰法師

    (私の庵は都の巽・東南にあり、鹿がいるような田舎、世の中を憂しと言う宇治だと
     人は申します)

京都の郊外にある宇治は、古くから貴族の別荘地・隠棲の地として知られていました。
源氏物語の宇治十帖の舞台として、また町を流れる宇治川は、源平の激しい戦闘が行われた
場所でもあり、歴史のロマンがいっぱいで、歴女(マジョちゃいまっせ!)の私には
わくわくの場所なんです。

それに、全国的に宇治の名前が知られているのは、宇治茶。
ここで作られているわけじゃないんですけれどね~。
お茶畑は、もう少し信楽の山の方ですが、宇治の町にはお茶を売るお店がたくさんあります。
おいしいものもたくさんありますので、遠足にはぴったり♪

まずは定番の平等院鳳凰堂へ。
宇治探訪~秋の遠足第二弾_d0167100_0475945.jpg


とても立派な宝物館ができているので、ぜひゆっくりご覧下さいね。
まだ紅葉には早い時期でしたが、今頃はもう見ごろになっていることでしょう。

そして、宇治橋のたもとにある通円にてお約束の茶団子と宇治茶で一服。
この茶団子、あっさりしてとってもおいしいんです♪
お土産としても定番ですよ~。
宇治探訪~秋の遠足第二弾_d0167100_0525715.jpg


平等院の反対岸にある宇治上神社へ。
宇治探訪~秋の遠足第二弾_d0167100_054875.jpg


地味な神社なのですが、実は平等院とともに、世界文化遺産に登録されている、
日本最古の神社建築なんです。
本殿の手すりの部分などは、源氏物語絵巻を復原する時に、日本画家の方が参考にするために
見に来られました。

祭られている菟道稚郎子皇子(うじのわきいらつこのみこ)は古事記にも出てくる
仁徳天皇の弟。
きっと、仏教が入ってくる前からの古代の信仰の記憶が、いつの間にかこのような神社に
なったのでしょう。
人がいっぱいの平等院と違って、清め砂も清々しく、苔むした檜皮葺きの屋根がなんとも
落ち着く、いいお宮さんです。
by mimosahappy | 2010-11-19 01:15 | おでかけ