ちょうど御所の一般公開期間中だったので、妹のコンサートの前に行って来ました。
紫宸殿。広~~~い!
即位礼などの重要な儀式を行う最も格式の高い正殿。
大正天皇も昭和天皇もここで即位礼を行ったそうです。
中に、向かって左に天皇の御座「高御座(たかみくら)」、
右に皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」があります。
立派な左近の桜、右近の橘もあり、お雛様を思い出してしまいます。
襖絵が美しいですね。
彩色してあるものもありましたが、こちらは墨絵の寅。迫力あります~。
いろんな流派の秋の景色を表した生け花が飾ってありました。
どれもとっても美しくて、凛とした空気が漂う作品ばかり。。
前に御所に来たのは春だったのですが、秋のお庭の美しいこと!
池に紅葉した木々が写り込んでえもいわれぬ美しさです。
そして・・
広~~い青空に描かれた優美な稜線。
なんて美しいんでしょう・・・日本の建築の美しさ。きっと世界のどこにもないでしょうね。
この美しい建物を建てた名もない何百年、千年前の日本人達に心から敬意を表します。。
これが御所の建物や前回の神社など、古来の建物の屋根に使われている「檜皮葺」の断面。
この広い御所の屋根すべてを葺きかえるためにこれだけの檜皮を集めようと思ったら、
いったいどれだけたくさんの檜が必要なんでしょう!
そして・・
入り口で出入りの人たちに鋭い目を光らせていた皇宮警察のお洋服を着た警察犬君。
ちゃらちゃら写真を撮っている私になんて見向きもしないお利口さん。
というか、マジでお仕事中!