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ミモザのハッピーコーディネート

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無限大の可能性

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いいお天気のこどもの日になりました。
天王寺の話の続きを書こうと思ったのですが、今テレビで見た岩手県の大槌高校野球部の話があまりにも心を打って泣いてしまったので・・そちらを書かせて下さいね。

* * * * * * 


もともと野球部員は13人しかいない。
それが、この地震と震災のために、親について他県へ転校せざるを得ない子・・ママも姉も姪も死んじゃって、お父さんの漁船も流され、高校に行くだけでも贅沢なのに、野球なんてしてる状況じゃない・・と思い悩んでいる子・・
誰もが「自分がいなくなったら、野球部が存続できなくなる。仲間を捨てて自分だけよそに行ってしまうなんてできない。でも、この状況を思うとわがままは言えない・・」と思い悩んでいます・・。

4番でピッチャーの子(転校しなくてはならないかも、という子)が、家を流されてママが死んじゃって野球部をやめようと思っている子の家(がれきで組み立てた小屋)を訪ねていく。
「お前のグローブ、物理室にあったぞ」「早速これでやる?」
こんな短い会話だけで、家がひっくり返り、船が横倒しになっている異様な景色の中で、
2人がキャッチボールを始める。。

すごくうれしそうに・・「1ヶ月振り?」「腹筋なくなったわ」とか言うだけなんだけど・・
それだけで彼らの気持ちは伝わっているんだなと感じました。
野球ができる。ボールを握れる。こんなに楽しかったんだな、と確認し合っているような。。

マネージャーの女の子も本当に立派で、避難所になっている学校の手伝いを率先して動いていて、部員にも指示を出して。。
自分もここに暮らしていて、お父さんの仕事がなくなったから進学をあきらめたんですって。。
そんな辛い状況なのに、野球部の子達のことをすごく心配して・・誰もいない部室で、泥だらけの道具を黙々とひとり拭いてきれいにしてる姿。。


新聞やテレビのニュースでは全部は伝えきれていないけれど、被災した方達それぞれにご苦労や思いがあり、毎日を一生懸命生きておられるのだということを・・ひと月以上経って改めて思うのです。。


学校が始まり、野球部の練習始めの日。
グラウンドはぬかるみで、自衛隊の駐屯地になっている。
自衛隊のトラックが通るたびに帽子を取って挨拶しながら、キャッチボールをする部員の子達。。
結局2人転校することになり、11人+新入部員が入ってくれることを期待して、夏を目指すことになった。

キャプテンらしき子の言葉が素晴らしかった!!

「まずみんな!この空を見ろ!自分達人間は、この空のように無限大に広がっているから、
自分達はあきらめない限り、まだまだ可能性は広げられるので、
今日からまた、野球を頑張っていくぞ!」

「おーーっ!!」


この子達ならきっとやれる!前に向かって歩いていける!と確信しました。。。


ウチの兄ちゃん達の野球部も、この子達のしんどさ・辛さとは比べ物にならないかもしれないけど、
苦しい毎日を送っています。。
きっと、他の学校の球児達も、それぞれにしんどい毎日を送っていると思う。。
日本中のどの野球部にも、ただ1回の負けが配られる夏に向かって・・・。
ただただ心の中で「ガンバレ」としか言えない母です。。




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by mimosahappy | 2011-05-05 13:12 | 野球